皆さま  こんばんは。

久しぶりの投稿になってしまいました。

今年の梅雨は本当雨が多いですね。

今日は、三連休の最後の日ですが私は通常レッスンでした。♬(╹◡╹)

東京都港区赤坂は、休日は人がとても少ないですが…最近は、外国人の観光客も更に増えています。アジアの方も多いですが、欧米の方も多くいらっしゃいます。
よく歩いていますと道を尋ねられます。(๑˃̵ᴗ˂̵)
東京を楽しんで頂きたいと思います。

今日は、「 テンポ 」についてお話し致します。

音楽の基本はしっかりとしたテンポは大変大切です。

ピアノ初心者の方に特に必要な事は、一定のテンポで演奏することと、しっかりした指を作る事です。

苦手なところは、テンポが遅くなったり指がもつれて速くなってしまわないように訓練が必要です。

皆さまご存知の、ブルグミュラー作曲の25の練習曲2番「アラベスク」です。

この曲は、2段目6小節目からの左手の16分音符の連符が弾きにくいです。

その為にテンポが遅くなりがちですが…最初の部分の右手の16分音符の連符と同じように、指がしっかり鍵盤の奥まで入り、テンポも同じように弾かなくてはなりません。

この「 テンポ 」につきましては以前も投稿しましたが、練習曲ではなく中級以上の曲には一定のテンポを保って弾けばいい…というだけの練習だけでは不十分になります。

譜例 2.ショパン作曲  大円舞曲 Op.34-1

この曲には、ダイナミックな演奏と速いテンポ( Vivace)華やかでありショパンらしい洗練された輝きが必要です。

楽譜には途中、テンポの変更の表示はありません。

ですが、この曲をメトロノームに合わせてキッチリ弾いてしまいましたらそこには何の音楽も無くなります。

和声を考え一音のテンポの変化又フレーズを考え大きなテンポ(音色も)を上手く変えなければいい演奏にはなりません。

もちろん基本のテンポはキッチリ取り練習しますが、それが出来ましたらテンポの微妙な変化が必要になります。

それにより表情がつきます。

例えば基本的な事ですが…だんだん頂点に達する時は、クレッシェンドと共にテンポも上がっていく事が多いです。

フレーズが解決される時は、テンポも遅くなります。

譜例 3. ショパン作曲 ソナタ3番 4楽章

上記のショパン ソナタ3番は難易度の高い曲です。

今、生徒さんが練習していますが…テンポの変化や音色の変化間の取り方が大変に高度になってきます。

一段だけで1時間のレッスン時間が終わってしまいました。

和声を考えいかに魅力的な演奏にするにはとても大変ですが、テンポの変化は一つの大きな要素かと思います。

是非、工夫なさって下さいませ。♬

明日から、皆さまも連休を終えてお仕事や学校かと思います。
明日は、お天気がいいといいですね。☀︎