皆さま こんにちは。
暑い日が続いております。
私のレッスン室のあります東京都港区では、午前中から、熱中症警報が出ておりました。
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外でのお仕事の方や、外出なさいます時はどうぞくれぐれも、お気をつけ下さいませ。
今日は、『調性』についてお話しさせて頂きます。
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先日、レッスンの時に生徒さんに『調性』について質問がありました。
『曲には、♯が沢山ついたり、♭が沢山ついている曲がありますが、転調すればハ長調とイ短調に換えられますよね。
どうして、わざわざ難しく♯や♭をたくさんつけて作曲しているのですか。』
と、いう質問でした。
確かに、J.Sバッハの平均律でもわかりますようにどの調性でも同じように演奏できる…とも言えます。
『カラオケ』なども、原曲から転調して音の高い低いを合わせています。
ですが、1オクターブを12で均等にするだけではすまない音程の間隔が微妙に違ってきます。
音楽には、24の調性がありそれぞれ違うイメージがあります。
調性には、それぞれ違う色があるとも言われています。
例えば…ハ長調は、素朴で確然とした感じを持ち、
ト長調になりますと、優美で春のイメージの調とも言われています。
へ長調は、穏やかで荘厳ですが宗教的なイメージは持たない、と言われています。
ハ短調になりますと、ハ長調のイメージとは、全く違い悲劇性を表現する調とも言われています。
ベートーヴェンの重く悲劇的な作品には、このハ短調が使われています。
ピアノソナタ8番の悲愴や、運命交響曲、ピアノ協奏曲3番、ピアノソナタ32番には、ハ短調で作曲されています。
ショパンの作品には、ニ長調の曲はほとんどありません。
このように、24種類の調性の中で作曲家はその曲のイメージや色に合う調性を選んで作曲しています。
皆さまも、調性を意識して曲を聴いたり、弾いて下さいますと、作曲家の意図が読めるようになります。
どうぞ、意識なさってみて下さいませ。
今日も、皆さまにとりまして素晴らしい一日になりますように…。
( ^_^)/~~~
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