皆さま こんばんは。

12月に急にバタバタしております。

10月・11月と多くのコンサートに伺いました。

その中でも特に印象に残り感動致しましたコンサートは、11月に「 横浜みなとみらいホール 」で開催されました エマニュエル・リモルティ 様のリサイタルが素晴らしかったです。

モーツァルト 幻想曲 K.397

ショパン 24の前奏曲 Op.28

プロコフィエフ ソナタ8番 Op.84

など…

最初から最後まで全て素晴らしい演奏でした。

美しく多彩な音色、色彩豊かで構成も素晴らしく大変知的な演奏でした。

大きな国際コンクールを多々優勝、入賞していますのでやはり世界のトップの演奏は研ぎ澄まされています。

エマニュエル 様ご本人からご招待を頂き、お写真もご一緒して頂きました。

今日も、ご招待を頂きサントリーホールに伺いました。

サントリーホールは、私の赤坂のレッスン室から徒歩8分くらいですので大変便利です。

素晴らしい演奏を拝聴致しますと、何よりも幸せな気持ちになります。

今日は、音楽用語でクレッシェンドについてお話させて頂きます。

クレッシェンドは、crescendo ( cresc.)

一般的にはこのように解釈されています。

形で表されている

このクレッシェンドの意味は全く同じ…と、中学校の教科書にも載っております。

ですが、ショパンなどのロマン派の楽譜は使い分けています。

形で表されたクレッシェンドには、音楽的に弾く隠された記号と考えられます。

特にショパンの楽譜は、形で表されたクレッシェンドには深い意味を持ちます。

譜例、ショパン ピアノソナタ3番 1楽章より

音がどこに向かっているかを感じとり、形で表されたクレッシェンドには、前に少しいく感じを持ったり緊張感を高めたりする事で音楽性豊かに弾かなくてはなりません。

ショパンがクレッシェンドをcresc.と形で表された場合区別がついているということは、皆さまもきっと何となく感じていると思います。

気にかけて弾かれると音楽も更に素晴らしくなると思います。