皆さま こんばんは。
東京都の天気は、曇りの予報でしたが時折強い雨の一日でした。
今夜は、あのエフゲニー・キーシンが来日公演をなさると知り半年以上前の、チケット発売日の発売時間と同時に、チケットを購入致しました。
1階の一列目の真ん中の席を取りました。
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この日の為に、念入りに予習もしました。

この一週間は、楽しみで眠れないくらいでした。
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あまりに楽しみでしたので、サントリーホールは徒歩7分くらいですが、1時間以上も前に着き一人で隣のアークヒルズでお茶などをしましてから、心の準備をしてホールに入りました。

サントリーホールの大ホールは、満席でした。

最初のショパンのノクターンOp.55-1 を弾き始めました時、観客の全ての人が息を呑みホールが緊張感に包まれました。

素晴らしいなどの表現を超え、あのような美しい音が世の中に存在する事に衝撃を受けました。

ピアノそのものの概念が変わったと感じるほどでした。

これ以上完成度の高い演奏を聴いた事はありません。

滑らかで一音一音に命が宿っていると感じました。

色彩的であり、立体的でした。

多種多様な音色でした。
同じ音色がないと思うほどに全てに独立された音色がありました。

滑らかであり深くダイナミックでもあり、音がシャボン玉のように丸くも感じました。

ロシア ピアニズムの凄さを目の当たりにしました

ロシア ピアニズムは、一言で言うのは難しいですが私が師事しておりました、ピアニスト 田中 希代子先生の師クロイツァーは、ロシア ピアニズムを教えていましたので、田中 希代子先生のレッスンを今思い出しますと、根本にロシア ピアニズムを教えて頂いたと感じます。

ロシア ピアニズムについては、又改めて投稿致し

キーシン のピアノは、もちろんCDYouTubeでいつも聴いていますが、ホールで聴く演奏は想像出来ないほどの物語が、そこにはありました。

観客の全てが、今日の演奏に敬意を表しカーテンコールでの全ての人のスタンディンググオベーションは、キーシンも安堵の微笑を浮かべその表情は、少年のように純粋でした。
( 一番前の真ん中のお席だったのでよく表情もわかりました。)
(๑˃̵ᴗ˂̵)

あのような、純粋で美しい演奏をなさるのは…

きっとこの方は、神に近いのだと思うくらいでした。
2時間以上の演奏時間でしたが、観客もあまりの素晴らしさに皆さま集中なさり、雑音など何もないほどでした。

今日は、生きていて本当に良かったと思えるほど素晴らしい演奏会に足を運べた事に感謝しております。

帰りは、雨も上がり私の心も雨と共に、究極の美しい音よって浄化されたと感じました。