皆さま こんばんは。
10月に入りましたが、まだ気温は高くお昼はまだまだ暑い日が続いております。
インフルエンザが早くも流行っております。
どうぞお気をつけて下さいませ。
今日は、グランドピアノの真ん中のペダル…
「ソステヌートペダル」についてお話ししたいと思います。
グランドピアノ…と、あえて書きましたのはアップライトピアノにはこの機能はついていません。
右のダンパーペダルは、皆さまよく使われるかと思います。
左のソフトペダルも、難易度の高い曲には欠かせないペダルです。
ですが…真ん中のペダルは何に使うか?
と、生徒さんたちから聞かれる事があります。
上級者の生徒さんでもあまり使う事が少ないペダルです。
真ん中のペダルは、「ソステヌートペダル」と言います。
「 pedale sostenuto 」
p.s と、表します。
ある特定の音を何小節にも渡り延ばす時に使います。
このペダルを踏んでいる時は、指を離しても旋律を邪魔することなく上手く響きます。
ソステヌートペダルを踏むと、特定の弦だけを開放します。
譜例 1. ドビュッシー作曲 水の反映より
上記の楽譜をご覧頂きますと、1段目の2小節目からヘ音記号の ラ の音がタイで繋がれ何小節も続きます。
このような時に右のダンパーペダルを踏み替えながら左脚で、真ん中のソステヌートペダルを踏み続けます。
譜例 2. シューマン作家 パピヨン 12 FINALE
上記の曲の1段目7小節目から、低音の レ の音が26小節続きます。
このような時に、ソステヌートペダルを踏み続け、ダンパーペダルを使いますと、上手く低音を濁ることなく綺麗に響かせることが出来ます。
ダンパーペダルや、ソフトペダル、ソステヌートペダルは、楽譜に書かれていない場合も上手く工夫して入れてみますと、曲がとても豊かななります。
真ん中の「ソステヌートペダル」機会ありましたら、使ってみて下さい。
明日も皆さまにとって素晴らしい日になりますように…。
(*゚▽゚*)
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