皆さま  こんにちは。
連休も今日で終わりですね。
連休中は、お天気も良く皆さまも楽しいお休みをお過ごしのことと思います。
私は、4月29日〜5月5日までレッスンを、お休みさせて頂きました。
舞台を観に行きましたり、伊豆の温泉に行きましたり、充実したお休みを過ごさせて頂きました。

連休最後は、オペラシティで開催されました

横山幸雄さんのピアノリサイタルに伺いました。
13時〜21時までの8時間リサイタルです。

横山幸雄さんは、2010年にはショパン生誕200年記念に…9時〜25時までの16時間  166曲を全て暗譜で演奏したというギネスをお持ちです。

 

横山幸雄さんは、1990年に最も権威のあるコンクール、

5年に一度の「ショパン国際コンクール」で3位に入賞しています。
今までに日本人の優勝はありません。
1970年に内田光子さんが2位に入りましたが、その後も現在に至るまで3位以内の入賞はありません。

辻井伸行さんを、指導した先生としても有名です。

 

今回の8時間リサイタルは、横山幸雄さん自身のスタンウェイのピアノ2台を持ち込みでの演奏でした。
曲目により新しいスタンウェイと40以上前のスタンウェイを使い分けての演奏でした。
コンサートは5部構成になっておりました。

1部は、Op.10のエチュード12曲・Op.25のエチュード12曲でした。

ショパンのエチュードは、最高峰に難易度の高いエチュードとされています。
ピアノをレッスンされていらっしゃいます方は、弾かれると思いますが…
ほとんど単独で演奏されると思いますが、12曲をまとめて聴きますと、一つのまとまった曲に感じることが出来ます。

2部から4部は、Op.26〜Op.44までを順に演奏なさいました。

24のプレリュードや、ノクターン、マズルカなど作品番号が同じものは、やはり単独で弾かず一緒に演奏するとつながりが良くわかります。
4部までで、私が最も感動しましたのが

Op.35 ソナタ2番(葬送)

でした。

第3楽章の葬送行進曲から作曲されたと言われています、この曲はとても斬新なソナタです。
それぞれの楽章の関連がわかりにくいとされていますが、全楽章を聴くとつながりが良くわかります。
ショパンの最高傑作の一つだと言われています。

横山幸雄さんの演奏は素晴らしかったです。

第三楽章の悲愴的で荘厳な中に中間部の天国をイメージし、せつない気持ちになります美しい旋律…とてもいい演奏でいらっしゃいました。
第5部は、ショパンを代表する作品でした。

ポロネーズ(英雄)

子守歌  

舟歌
最後にOp.61 幻想ポロネーズでした。

コンサートは、最初から最初まで完璧な演奏でした。

 

私も、8時間集中しておりました。

全ての曲を楽しみ感動致しました。

89曲の演奏は、あっと言う間でした。
自宅に戻りましたら、驚くほど疲れましたが…

演奏なさった横山幸雄さんは、きっと1日でお痩せになった事と思います。
ゴールデンウィーク最後のお休みに、素晴らしいコンサートに伺えて大満足の1日でした。

明日から又、皆さま お仕事やお勉強に頑張りたいですね。

(╹◡╹)