皆さま  こんにちは。
(╹◡╹)
4月も中旬になりますがまだ寒い日も多く、私のレッスン室がございます東京都港区は快晴でしたが外出にはコートがまだ必要です。
ですが、快晴はやはり元気が出ます。
(((o(*゚▽゚*)o)))
今日は、どのように演奏を目指すのか…を、お話ししたいと思います。
楽譜通りに弾く事は、とても大切です。
特に初心者の方は、一定のテンポで弾く。
そして左手が疎かにならないように。
又メロディを意識してバランスを取って弾いて頂きたいと思います。
指のタッチも甘くならないように…。
基本は、楽譜通りに弾く事です。
とても大切な事ですが、それらの事は演奏ということからは…スタート地点に立った事に過ぎません。
技術を向上させることは大切です。
技術が不十分ですと、綺麗に弾く事が出来ない為音楽性以前の問題になります。
ハノンや、ツェルニーの練習は必須です。
ですが、ハノンやツェルニーなどの練習曲のように演奏する事ではありません。
私も学生の頃必死に弾いていましたら…先生にツェルニーを弾いているようになっています。
と、指摘された事があります。
いい演奏のコツは、たくさんありますが、
まずは、バランスを考え弾いた音を最後まで聞き届ける事。
そして、楽譜に書かれていないところを読み取っていく事です。
例えば、文学でも主人公の本当の気持ちはどう解釈するか…
余韻は、何を意味するか…。
ピアノでは、難しいですが…
メロディーは、人が歌っているように演奏する事だと思います。
ピアノ専攻で大学に入りましたら、必ず副科に声楽を学びます。
声楽の呼吸、そして歌っているように弾く事が目的だと思います。
連符のパッセージなどは、ピアノは指で簡単に弾く事が出来ますが、綺麗に弾けていてもハノンの練習のようにならない事が大切です。
譜例、ショパン ・バラード1番より

この譜例の3段目の2小節目の3拍目の長いパッセージは、9度音が上がります。
ピアノでしたら、指を少し伸ばせば難しくありませんが、歌でしたら9度の跳躍した音を下がらず出すには、上から発声するのだと思います。
このパッセージの頂点の音になります。
他の音と同様に扱ってはいけないですし、音色を変え頂点に向かって弾いている時と、下降のメロディーの弾き方は音色も僅かですが、スピードも違います。
ある意味、全ての音に違う音色が必要です。
譜例2.  ショパン ワルツ Op.34-1    1段3小節目

この部分も、頂点の音 F に向けて弾きますが、この場合は必ずしも上から弾かず横に取っていく弾き方がいいかと思います。
歌っているように連想し、次の展開により音色や間を考えていく事が必要かと思います。
指の練習は、もちろん必要ですが決して演奏がハノンやツェルニーのようにならない工夫をなさって下さいませ。
先日、香港に行って来ました。
暖かいですが、建物の中は寒すぎです。
Σ(゚д゚lll)
香港で一番有名と言われているお寺にも行って来ました。
お参りは、なかなか気持ちのいいものですね。
(๑˃̵ᴗ˂̵)
週末になりました。
どうぞ楽しい週末を、お過ごし下さいませ。