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皆さま こんばんは。
三連休の中日、楽しくお過ごしの事と思います。

今日は、日曜日の為レッスンはお休みを頂いております。
夕方から、千代田区にございます…国立劇場にお邪魔致しました。
私のお教室は、東京都港区ですが…
国立劇場までは、徒歩で15分ほどです。
雨も止んでおりましたので、歩いて伺いました。

江戸時代から続く日本舞踊の藤間流のお家元の、藤間 蘭黄さんと…
ロシア出身の世界的バレエ・ダンサーの…ファルフ・ルジマトフさん、そして、国際的に活躍なさっていらっしゃいます…岩田 守弘さんの、バレエと日本舞踊の饗宴の舞台を拝見させて頂きました。

大変感動致しました。
クラッシックの音楽会場には、見る事がありません『花道』も大変効果的に使われておりました。

世界初演となりました、演目は…『信長-NOBUNAGA』でした。

演奏は邦楽でした。
琴や一七弦琴、龍笛、太鼓などが作品を更に引き立てておりました。

日本舞踊も、バレエも、全く違うようであり、最高峰の舞踊は、芯は同じなのだと感じました。
バレエと日本舞踊が一緒に踊りましても、全く違和感はなくむしろ奥の深さを感じました。

訓練しきった本当の芸術を感じることが出来ました。

舞台は、幕が開き花道からいらした、藤間蘭黄さんは、とてつもなく高潔な威厳があり、会場も緊張感に包まれました。
次に登場しました、ファルフ・ルジマトフさんが出ていらした時は、あまりの神がかった様子と舞踊に息を飲みました。

最初から最後まで…爪の先までに神経が行き届いておりました。

あのような緊張感のある舞台は、初めてでした。

岩田守弘さんの舞踊も、又、若い美しいエネルギーを感じました。

最後には、聖歌の合唱がはいり、現代オペラを思わせる素晴らしい演出でした。

カーテンコールでは、会場の皆さまの全てがスタンディングオーベーションで、幕を閉じました。

バレエと日本舞踊のコラボでの『信長-NOBUNAGA』
世界初演の初日に伺う事が出来、大変光栄だと思いました。
歴史的瞬間を、観賞出来ました事に大変嬉しく思います。

芸術の秋ですね。
ピアノをなさっていらっしゃいます方も、ピアノのコンサートだけではなく、いろいろな一流の芸術に触れます事で、更にヒントを得られと思います。

秋は、素晴らしい季節ですね。

皆さまにとりまして、充実なさった楽しい秋になりますように…。